【withくくたち 162】

くくたちshop+caféにならぶ和歌山のこだわり農家さんがつくる加工品たち。

それは、新鮮なものを新鮮なうちに、そして贅沢に使用しているのでその美味しさは格別です。

ここでは、お土産やギフトにもぴったりな加工品たちを紹介しています。

 

 

徑山寺味噌(堀河屋野村)

醤油発祥の地 和歌山において最古の蔵ともいわれ、300年余りの間「しょうゆ・みそ」を作り続けてきた堀河屋野村さん。
驚くべきは、その製法。「本物の味」「伝統製法」という言葉は巷に溢れていますが、これほどまでに伝統を守り、本物の味を伝えていくことを頑なに続けておられるところは珍しいのではないでしょうか。

徑山寺(きんざんじ)味噌は、ナスや瓜などの夏野菜をあわせたおかず味噌。
鎌倉時代に中国から伝わり、醤油が生まれるきっかけになったものです。

 

 

和歌山の特産品として有名なこのお味噌ですが、今では様々な味のものが出回っています。

そんななかで堀河屋さんは、伝来当初の製法そのままで製造。

原材料については、大豆は北海道産、はだか麦は愛媛産、米はその年に良いできのもの、そして瓜・茄子・紫蘇・生姜は和歌山県印南町など地場産のもの(生姜は一部 高知産)を使っており、原材料は当時そのままに、今の国内で厳選した産地のものを使っているそうです。

夏野菜は朝採れのみを使用しており、特に紫蘇などは次代ご当主自ら摘みに行くのだとか!

そしてもちろん、醤油同様すべての工程が手作業です。


大豆などは薪の火力で煎り、唐箕(とうみ:知っている方は少ないと思いますが…)で皮をとり、石臼でひきわりにしたりと、気が遠くなるような作業。
米麹と麦麹をつかう徑山寺味噌には、もちろん手作業で作った麹を使用します。

 

こうしてできる野菜たっぷりの発酵食品は、そのまま白ご飯やお茶漬けとあわせるのはもちろん、生野菜にのせてお酒の肴に、シンプルに焼いたお肉・お魚にのせておかずになど、アレンジも色々と。
おなじ発酵食品のチーズと相性がいいので、バゲットにいっしょにのせても◎